強制されるのはいや

飲み会だった。行きたくなかったけど、ホテルの部屋とられちゃったので行かざるを得なかった。気力を振り絞って、一次会は頑張った。頑張ったけど、ダメだった。どうしても溶け込めなくて、途中からどうでもよくなって、お膳の前でもくもくとご飯を食べてた。一人でいるのは辛くない。でも、それは一人でいるときだけ。みんながいる時はどう思われてしまうのかばかりが気になって、泣きそうになる。そんなのだったら、どこかの輪に加わればいいのだけど、実際試してはみたものの、ソバに座ってるだけで会話にもは入れなかった。そんな簡単なことすら出来ない自分に自己嫌悪。勝手に責任転換して、こんな飲み会早く終わればいいのにと、ずーっと考えてた。
結局、二次会は行かなかった。限界だった。部屋に戻ってちょっと泣いて、お風呂に入った。シャワーのお湯がぬるくて寒くて寒くて、涙をこぼしながらどうして私こんなところにいなきゃいけないんだろうって思ってた。体を暖めるはずが、逆に体の熱を奪われて、更に気力までもそがれ。お風呂上りの顔は、自分でも驚くくらい真っ白だった。